マタニティブルーになる前に…。
2016年11月30日
こんにちは。
最近私の周りで行き交う挨拶は、「いや～今年は（冬の訪れが）早いですねぇ。」が定番化しております。それもそのはず、昨日の朝は一気に15センチくらいの積雪があったかと思いきや、今朝は氷点下8度の気温を観測するなど、まだ11月なのに季節の前倒し感が非常に強いんですよね。これで来年の春が早くなればいいなと思いますが、そんな都合のいい話はありません。こればっかりは、なるようにしかならないので、腰を据えてこの冬を乗り切ります！
さて、先週初めて当館をご利用された20代後半の妊婦さん。
来館する1週間前、右のお尻から太ももの裏にかけて「強い突っ張り」を感じ、徐々に痛みが強く出て普通に歩くことが困難な状態になってしまいました。それは仕事にも影響を及ぼしているようで、表情も大変しんどそうでした。初めての懐妊に加え、心当たりの無いつらい痛み…。さぞかし不安だったでしょう。
チェックの結果、歩行時に痛む方の足（右脚）が後ろに移動すると、より痛みが強く出る。脚のシビレ感は無く、太腿の裏の筋肉が短縮している様子はありません。あお向けで右脚の股関節を曲げるとお尻に激痛が走ることが分かりました。さらにお尻の筋肉にはやや大きめのしこりがありましたが坐骨神経の圧迫は無かったため、大殿筋と骨盤底筋を中心とした疲労素の除去を行ないました。また、大殿筋のストレッチを3種類提案し、やりやすい方法を選んで自宅ケアをするようお伝えしました。
施術後ベッドから起き上がり、数歩進んだ時点で痛みがかなり減ったとおっしゃっていたので、手応えありと感じました。そして今週2回目の施術を受けていただきましたが、痛みはほとんどなく、普通に歩くことができるとの事。さらに、初回にお伝えしたストレッチを欠かさず行ったそうで、その相乗効果があったのでしょう。本当に良かったですね。
妊婦さんの場合、ひとたびからだの調子が悪くなると、筋肉だけでなく精神的に参ってしまうケースが少なくありません。対策をせずに先送りにすると、それこそマタニティブルー状態が延々と続くことになってしまいます。パートナーやご親族、はたまた職場の人間関係にも大きな影響を及ぼすかも知れませんので、少しでも変だなと感じる、または痛みが強く「何とかして！」とお悩みの妊婦さんは、ぜひご相談してください。一緒に最善の道を探って行きましょう。
お読みいただきありがとうございました。
